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2008年お正月小説



「「あけましておめでとうございます〜!!」」

「いや〜去年も大変だったな」

「そうだね」

「今年も頑張ろうな昌浩」

「頑張るよ。ところでもっくん」

「なんだ?」

「今年はねずみ年だね」

「……」

「どうしたのもっくん?」

「……昌浩よ」

「何?」

「その後ろに隠しているのは何だ? 否、いい! 言わなくてもいい」

「どうして逃げるの?(にっこり)」

「どうしてってお前、去年俺に猪の服、無理やり着せただろう!!」

「分かってるじゃん。ということで、六合かもん」

「……(すまん)」

「来るな!! 近づくな六合。お前の去年の所業を俺は忘れてない!!」

「強情だなぁもっくんは。仕方がない、勾陣お願いします」

「騰蛇、お前出雲でのこと忘れたわけじゃないだろう?」

「ひっ! こっ勾」

「(勾陣とかいて最強兵器と読む)十二神将最強の名が廃るね」

「そんなに嫌なら本性に戻ればいいだろう?」

「いいのか?」

「私は構わんが(出来たらの話だが)」

「勾陣、玄武から呼んでるって聞いたんだけど?」

「あっ、彰子……」

「どうした物の怪、元に戻らないのか?(にっこり)」

「卑怯だぞ、昌浩もお前も卑怯だ!!」

「失礼な。手段は選ばないといってくれ」

「さっ、もっくん、もうそろそろ観念したらどう? じい様も待ってるし」

「何が待ってるだ。去年は晴明を始め朱雀も百虎も天后も挙句の果てには青龍にも見せびらかしやがって。笑われる俺の気持ちがお前らには分からないのか!!」

「分かるわけがないだろう。私はもう飽きた。さっさと着ろ」

「お前らなんかもう知るか〜!!」

「あっ、もっくんが逃げた。捕まえろ〜!!」



「……っくん、もっくんってば」

「んぁ、昌浩?どうした?」

「もう、なに寝ぼけてんだよ。もう日が昇ったよ。みんなに挨拶に行かなきゃ」

「ゆ、夢か。良かった」

「さっ、もっくん急いでこれに着替えて」

「おう、わかった……ってこれはなんだ昌浩?」

「えっ、見てわかんない? 今年はねずみ年だからねずみの「ふざけるな、誰が着るか!!」

「あ、もっくんが逃げた、誰か捕まえて!!」


えんどれす



――――――
あけましておめでとうございます
新年そうそう来ていただきありがとうございます
今作は説明なしの会話文だけでしたがいかかでしたか?
もっくん災難ですね
このあとえんどれすで話は続きますが、最終的には寝ている間に着せられている、ということで落ち着きます
もっくんが最初に言っているのは去年の話です
わたしが友人の年賀状に送った小説。おそらくあれが、私のなかの人生初の二次元小説だったりします

問題よりここへ来ていただいた方のみ無料配布させていただきます(連絡必須)
この作品が展示室に繋がるまでにご連絡ください

配布期間は終了しました
それでは今年も円と過去華、そして少年陰陽師をよろしくお願いします






h20/1/1
h20/1/24展示へ移動+あとがき修正
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