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誰何
罪を背負って去るつもりだった。
この世の全てから去るつもりだった。
否、本当は疲れたのだ。
これ以上ここで生き続けることが出来るほど、自分は強くは無いのだ。
何度も理を犯して、それでも無様に生き続けたのはただ、お前を助けたかったから。お前に会うために生き続けたのだろう。
それももう終わった。
だから、もう。
もう、いいのだ。
「騰蛇!!!!」
小さな声が聞こえる。
炎の中で、声が聞こえる。
否、炎の外から?
誰だ?
俺の知っている声か?
誰も近寄れない炎の中で、声が聞こえる。
誰もが近寄ることを恐れる霊圧の吹き荒れる中で。
最強と、最凶と恐れられた自分の最後を看取る人物などいない。
それでも、声は聞こえてくる。
誰だ?
お前は……。
「 」
―――――
主死後の話。消え行く彼の意識を押し留めたのは誰の声でしょうか?
要望があれば続きます。
相手のご希望と共に拍手などでどうぞ。
h20/10/4
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日
展
現
連
鎖
中
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